今日は夏のファッションでやりがちなNG集をお届けします。
ということで、今回は夏のファッションでこれをやったらNGなポイントを4つご紹介します。
夏のファッションって本当に難しいですよね。でも、たまに「これ、ちょっと違うんじゃないかな」って思うスタイルの人、いませんか?
「ダサい」とまでは言いたくないけど、「これもう少しこうすれば良いのになぁ」と思うこと、ありませんか?
今回はそんなNGスタイルを5つピックアップしたので、ぜひ鏡の前で「自分はやっていないかな?」と確認してみてください。
1つ目:季節感がなさすぎる
これはファッションのNGポイントとしては定番中の定番です。
季節感がない服装、たとえば夏なのに厚着をしているとか、冬なのに薄着をしているとか。季節感がなぜ重要かというと、これは人類共通で認識できるものだからです。
おしゃれにはリテラシーが必要です。たとえば、今のトレンドを知ることや、何がカッコいいかを理解するセンス。でも、季節感だけは誰にでも分かります。
「あの人寒そう」とか「あの人暑そう」といった感覚は、子どもでもおじいちゃんおばあちゃんでも共通して感じられるものなんです。だから、季節感を無視した服装は、オシャレかどうか以前に「違和感」として捉えられてしまうんですよね。
「いやいや、さすがに夏に厚手のコートなんて着ないから大丈夫でしょ?」と思うかもしれません。でも、たとえば夏にロングブーツを履いている人、見かけませんか?ショートブーツならまだしも、ゴツめのコンバットブーツとかを履いていると、「それしか靴がないのかな?」と思われることもあります。
季節感を楽しむのがファッションの醍醐味
服にも「旬」があるんです。夏には夏の装い、冬には冬の装いを楽しむこと。それが文化であり、ファッションの楽しさだと思います。最近では「オールシーズン着られる素材」が注目されていますが、本当にカッコいいのは、「その季節にしか着られないもの」を楽しむこと。たとえば、夏にリネン素材の服を着たり、冬にシェットランドウールのニットを着たりすることで、他の人と差別化できますし、それがオシャレに見えるポイントなんです。
無駄を楽しむのが文化
ファッションは基本的に合理的じゃないんですよね。合理性を突き詰めると、ファッションそのものから離れてしまいます。たとえば、アクセサリーやデザイン性の高い時計って、実用性だけを考えると不要ですよね。でも、それでも身につけるのは、それが文化であり、「無駄を楽しむ」ことがオシャレだからなんです。
見た目の印象が大事
夏にブーツを履いて「通気性は問題ないから大丈夫」と思っても、見た目で「暑そう」と感じさせたら、それでアウトです。
同じ理由で、真夏にウールやカシミヤの帽子を被るのもNGです。素材感が冬っぽいと、それだけで違和感が生じてしまいます。
ファッションを楽しむなら、やはり「その季節に合ったもの」を選ぶことが重要です。合理性だけを求めると、どうしてもファッションから遠ざかってしまいます。ぜひ季節感を意識して、夏らしいスタイルを楽しんでみてください!
例えば、上下黒のコーディネートもその一例です。
黒一色だとどうしても秋冬っぽく重い印象になりがちですが、工夫次第で夏らしく軽やかに見せることができます。たとえば、リネン素材の上下黒を選べば、見た目も涼しげで軽さが出ます。
また、足元を素足が見えるサンダルにするなど、抜け感を意識すると良いでしょう。
上下黒だからといって悪いわけではなく、夏らしい季節感をプラスする工夫が大切です。
たとえば、ボトムスだけ白にして明るさを加えるのも一つの方法です。重たいトップスを着る場合は、ボトムスを軽やかな色にするだけで全体のバランスが良くなります。
秋冬のアイテムを夏に使ってもいいのか迷うことは誰しもあると思います。しかし、季節感を意識しないと、結果的にオシャレから遠ざかってしまうことを覚えておくべきです。
地味すぎる
次に、夏のファッションNGポイント2つ目「地味すぎる」についてです。
これもよく見かけるパターンですね。たとえば、無地のモノトーンで細身のシルエット。
この三要素が揃うと、夏は特に地味になりがちです。
もちろん、無地でモノトーン、細身のスタイルが悪いわけではありません。これだけで60点くらいのコーディネートにはなります。しかし、それ以上の高得点を狙うには、もう少し工夫が必要です。
10年前なら、無地・モノトーン・細身のシルエットだけで十分100点満点のオシャレが可能でした。
しかし、今ではユニクロなどで手軽に品質の良い無地アイテムやシルエットの良い服が揃うため、皆が同じようなスタイルになってしまい、個性が薄れてしまうのです。
この「コモディティ化」が原因で、単調で地味な印象になってしまうわけですね。
そのため、たとえば柄物を取り入れる、シルエットを崩す、小物をプラスするなどして変化を加えることが大切です。やりすぎには注意が必要ですが、ちょっとした工夫で印象は大きく変わります。
たとえば、黒のTシャツの中に白いインナーをチラ見せするとか、ワンポイントのプリントや刺繍のあるアイテムを取り入れるなど、簡単な工夫でも十分です。
無地やモノトーンの服は合わせやすい反面、合理性に寄り過ぎてしまうとオシャレさが失われてしまいます。
合理性とオシャレは必ずしも一致しないのです。ファッションには「無駄な遊び心」や「余分な要素」が必要です。それがないと、洗練されたスタイルにはなりにくいのです。
夏休みの小学生すぎる
次に、NGポイント3つ目「夏休みの小学生すぎる」です。
これは、Tシャツ・短パン・サンダルというカジュアルすぎる組み合わせが原因で起こる現象です。
ユニクロのサイトなどでこうしたスタイリングを見ると、モデルが着ている分にはカッコよく見えるかもしれません。
しかし、実際に一般人が同じ組み合わせをしてみると、夏休み中の小学生のような印象になりがちです。
Tシャツ・短パン・サンダルが悪いわけではありませんが、大人っぽさを出すための工夫が必要です。
たとえば、全体をモノトーンでまとめると、スーツのようなシックな雰囲気が生まれます。
黒のTシャツに黒のハーフパンツ、白いスニーカーを合わせるだけでも、簡単に大人っぽい印象を作れます。
また、サンダルをレザー素材にしたり、帽子をハットに変えたりするだけでも、大人らしさをプラスできます。こうしたアイテム選びが、子供っぽさを払拭し、大人の余裕を感じさせるポイントになります。
インスタ映えしすぎる
最後に、NGポイント4つ目「インスタ映えしすぎる」です。
インスタグラムで映えるコーディネートと、現実で通用するコーディネートは必ずしも一致しません。
写真映えを意識したゴテゴテの重ね着や派手なデザインは、インスタ上では魅力的に見えても、日常生活では浮いてしまうことがあります。
現実で評価されるコーディネートは、シンプルで大人っぽいものが多いです。
写真映えを重視して派手にしすぎるよりも、色味を抑えたり、シルエットを整えたりしてバランスを取ることが重要です。
引き算の美学を意識することで、現実世界でのオシャレ度が格段に上がります。
以上のように、夏のファッションでは「季節感」「地味すぎない工夫」「子供っぽさの排除」「現実的なバランス」を意識することが大切です。
ファッションに無駄な遊び心を加えつつ、大人らしさを意識したスタイルを楽しんでみてください。
なんか良いスタートを切った予感はするんですが、この「ネップ・アンド・スタイル」は不思議な部分も見えます。
たとえば、ショルダーのベルトをハットでとめて、スカーフをまきつけて、ごちゃごちゃにしてシルバーのアクセサリーを加えたり、それにサングラスとヘッドギアを追加するような話です。
たしかにオシャレではあるけど、実際に街で見かけると、「衣装かな」と思ってしまうことも。
そこのバランスは、伝接を考えると大事で、例えばインスタグラムの種で上手に作り込み、ネット上でも現実世界でも、ちゃんとカッコよく見せることができる人も居るのは確かです。
しかし、それを模倣して「ごちゃごちゃさせることがオシャレだ」と思ってやり過ぎると、現実ではかなり拘まることもあります。「違和感」を上手に作り出す人は比較的少数派で、そこは注意が必要です。
また、夏のファッションで目立つのは、「使いこんだ感」ですね。
私はよく、これを夏のティシャツで見かけます。
例えば、おととしぐらいに買ったティシャツが、よれよれになっていたりするものです。
それが顧眼につきやすいのは、臆という部分の影響が大きいと思います。人間の脳は、顔の配置や形を相対的に意識しやすく、ちょっとしたよれでも「だらしない」という印象を与えてしまいます。
そのために、繰り返し使ってるティシャツなどは、一手間かけてスチームアイロンを使うなどして整えることをおすすめします。それだけでも大切さが変わります。もしそれでも難しければ、新しいティシャツを買うのも一手です。
それでも、一般的なカジュアル・アイテムであれば、それほど高い費用を必要とせず完成できるでしょう。