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春夏のNGコーデを解消!初心者でも簡単に取り入れられる5つのポイント

今日は「NGスタイル」について、特に春夏にありがちな5つのポイントを解説していきます。

はい、というわけで今日は「NGスタイル5選」というテーマでお話ししていきます。

この内容は、今の季節に限らず、どの季節やトレンドでも応用できるのでぜひ最後までご覧ください。

目次

その1:ドレスに偏りすぎる

まず1つ目のNGスタイルですが、「ドレスに偏りすぎる」ことです。

このテーマは、私がこの業界で10年以上言い続けていることでもあります。「ドレスとカジュアルのバランス」は、メンズファッションにおいて絶対に無視できない基本ルールのひとつです。

10年間、この重要性を繰り返しお話ししてきました。

では、そもそも「ドレス」と「カジュアル」って何なのか、簡単に説明しますね。

「ドレス」というのはスーツスタイルを指します。

つまり、ジャケットやシャツ、スラックス、モノトーンのコーディネートなど、きちんとした印象を与えるスタイリングのことです。

一方、「カジュアル」は、ゆったりとしたリラックスした服装や、デニム、スニーカー、パーカーなど、日常的でラフな服装のことを指します。

世の中の洋服は、この「ドレス」と「カジュアル」という2つのカテゴリに分けることができます。重要なのは、これらをバランスよくミックスすることです。

なぜ「ドレスとカジュアルのバランス」が必要なのか?

もし「ドレス」に偏りすぎたスタイルをすると、どうなるでしょう?

たとえば、ジャケットにシャツ、ネクタイ、スラックスを合わせ、革靴を履いたとします。

確かにこれだけを見ると、とてもかっこいいスタイルです。

ですが、これでデートやショッピングに行くと、「これから仕事ですか?」と言われてしまうかもしれません。それくらい、完全なドレススタイルは「仕事着」に見えてしまうのです。

一方、「カジュアル」に偏りすぎるとどうなるでしょうか?

たとえば、ボロボロのデニムにヨレヨレのスニーカー、くたびれたパーカーを着て、キャップを被ったとします。

これだと、「ただのだらしない人」になってしまいます。

たしかに、木村拓哉さんのようなオーラのある人がやればかっこいいかもしれませんが、普通の一般人がこの格好をすると、ただの「手抜きファッション」にしか見えません。

ここで重要なのが、ドレスとカジュアルをバランスよく取り入れることです。

たとえば、カジュアルなパーカーを着るときには、シルエットや素材感にこだわり、パンツを黒にして全体を引き締めるとか、スニーカーを革靴に変えてみるとか、どこかに「ドレス感」を加える必要があります。

このちょっとした工夫だけで、野暮ったさがなくなり、全体が上品にまとまります。

春に「ドレスに偏りすぎる」理由

特に注意したいのが、春の季節です。

春になると、無意識のうちにドレス寄りの服装をしてしまう人が増えます。その理由は、冬のスタイルにあります。

冬のアイテムには、ドレスライクなものが多いんです。たとえば、ロングコート、スカーフ、マフラー、モノトーンのスタイリング、シャツ、スラックスなど、冬に活躍するアイテムは、どれもフォーマルな印象を与えるものばかりです。

また、巻き物(スカーフやマフラー)も、どことなくネクタイのイメージを彷彿とさせるため、ドレス感が強くなります。

こうした冬のスタイルがそのまま春に引き継がれると、全体的にドレス寄りの服装になりがちです。

たとえば、春になっても黒のロングコートやドレスライクな革靴をそのまま履き続けると、少し重たい印象を与えてしまいます。

春は「カジュアル」が主流になる季節

一方、春になると街中のスタイルはカジュアルな方向にシフトしていきます。

たとえば、インナーに明るい色を取り入れたり、パーカーやスニーカーを合わせたりと、全体的に軽やかな服装になる人が多くなります。

お店のディスプレイを見ても、春には明るい色合いやカジュアルなアイテムが増えますよね。これは、季節が暖かくなり、外出が増えるため、動きやすい服装が求められるからです。

しかし、このタイミングで「冬のドレス寄りのスタイル」をそのまま引きずってしまうと、街中の雰囲気にそぐわない、浮いた印象を与えてしまいます。

そのため、春先には意識的にカジュアルなアイテムを取り入れることが大切です。

けれども、春になるとファッションがガラッとカジュアルに変わるものです。

そのため、冬の延長で「キメすぎた」スタイルのままだと、周囲の軽やかな雰囲気と自分の服装とのギャップが生まれて「あの人ちょっと変だな」と思われることがあります。

特に冬から春にかけては、意識的にファッションを切り替えるようにして、ドレスに偏りすぎないよう注意してください。

例えば、スーツライクなセットアップが好きな人でも、インナーをTシャツに変えるだけでカジュアルさをプラスできます。シャツやタートルネックのニットではなく、白の無地Tシャツを合わせるだけで、セットアップが一気に軽やかな印象になります。これだけで十分です。

「いつもの着こなしがちょっと決めすぎかな?」と鏡を見て感じたら、1点だけでもいいのでカジュアルなアイテムに変えてみてください。例えば、「今日はシャツではなくTシャツにしてみよう」とか、「ジャケットではなくブルゾンを羽織ってみよう」というように。

たとえば、シャツにスラックス、革靴というスタイルがあったとして、アウターだけをカジュアルなコーチジャケットに変えてみたり、インナーを変えたり、靴をスニーカーにしてみたりするのも良い方法です。

こうした小さな工夫をするだけで、意外とバランスが取れます。まずはシンプルなアイテムから始めてみてください。

たとえば、セットアップの足元をスニーカーにする場合、アディダスのスタンスミスのようなベーシックなスニーカーがおすすめです。スタンスミスは世界で一番売れているスニーカーとも言われており、誰にでも合いやすい万能アイテムです。また、Tシャツを選ぶ際も、柄物に挑戦するのも良いですが、最初は無地のシンプルなものから始めるのがおすすめです。スーツで使わないようなカジュアルアイテムを1点取り入れるだけで、ドレスに偏りすぎた印象が解消されます。

2つ目のNGスタイル:カジュアルに偏りすぎる

次は、逆のパターン「カジュアルに偏りすぎる」ことについてです。

たとえば、ユニクロのカジュアルコーディネート写真を見ると、モデルが普通のスウェットやパンツを着ていても、かっこよく見えますよね。でも、あれはモデルだからこそ成立しているんです。

一般の人が同じようなコーディネートをすると、ただの「普通の人」になってしまいがちです。

場合によっては、「イケてない大学生」みたいな雰囲気になることもあります。

こればかりは仕方のないことで、私のような一般人がモデルと同じスタイルをしても、その差が埋まらないからです。

たとえば、木村拓哉さんがTシャツにデニム姿だったら、それだけで様になります。

でも、私のような普通の40代が同じことをしても、ただの冴えないおじさんにしか見えません。この差を埋めるために必要なのが、ファッションの力です。

普通の人が普通の格好をすると、それが「普通以下」に見えることもあります。

特に最近は、男性でもオシャレを気にする人が増えました。GUやユニクロといった手頃な価格帯のブランドからも良いアイテムがたくさん出ているので、「普通」の基準がどんどん上がっています。

そのため、あまりにもカジュアルに偏りすぎると、「普通」では済まず、「野暮ったい」という印象になってしまいます。

たとえば、無地のTシャツにデニムを合わせて、スニーカーを履くだけのスタイルだと、どうしても地味でありふれた印象になりがちです。

そこで、さっきとは逆で、1点だけでもいいのでドレスアイテムをプラスしてみてください。

たとえば、デニムにTシャツというスタイルにロングコートを羽織るとか、靴を革靴に変えてみるなど。これだけでバランスが取れて、一気に洗練された印象になります。

デニムとTシャツ、スニーカーの組み合わせがダサいわけではありません。

ただ、そのままだと「普通すぎて」目立たなくなってしまうんです。だからこそ、フォーマルな要素を1点取り入れるだけで、全体の印象がグッと良くなります。

3つ目のNGスタイル:季節感がない

季節感がないスタイルも、NGの代表例です。たとえば、3月の中旬にダウンジャケットを着ていたら、ちょっと不自然に見えてしまいますよね。

もちろん、北海道などの寒い地域ではまだダウンが必要な場合もありますが、関東圏では日中の気温が10度を超えることも多く、ダウンだと浮いてしまいます。

季節感がないスタイルは、オシャレかどうか以前の問題です。

ファッションに全く興味がない人でも、「その格好、暑そうだな」「寒そうだな」と気づくものです。だからこそ、季節感が欠けていると、ネガティブな印象が強く残ってしまいます。

たとえば、4月にウールの重たいコートを着ているとか、真夏にブーツを履いているとか、そういった季節感のズレは避けたほうが良いでしょう。

ファッションは、旬の素材やアイテムを取り入れることで、自然とその時期に合ったスタイルに見せることができます。

食べ物で例えるなら、寒ブリを寒い季節に食べるからこそ美味しいわけですし、暑い時期にはそうめんが清涼感をもたらしてくれます。

同じように、旬な時期に旬なアイテムを着ることで、ファッションの魅力が引き立つのです。

ファッションを楽しむには「その時期に合ったアイテムやスタイルを取り入れること」が重要です。

季節感を意識することで、その場にふさわしい印象を与えることができます。

ただし、例えば「オールシーズン対応」とされるアウターやアイテムを1年中着回していると、機能的には問題ないかもしれませんが、ファッションは単なる実用性だけで語れるものではありません。

オシャレやファッションの分野で「褒められたい」「バカにされたくない」と思うのであれば、実用性にほんの少しプラスアルファを加える意識を持つことが大切です。

この「少しの工夫」で、実用性だけで終わらないスタイルを作ることができます。では、どうすれば季節感を上手に取り入れられるのでしょうか?

たとえば、春にはダウンジャケットを避けて、軽やかな素材のマウンテンパーカーやミリタリージャケットを選ぶと良いでしょう。

同じアウターでも、素材や色味を季節に合ったものにするだけで、見た目の印象が大きく変わります。

「今の時期に適した服装かどうか」を少し意識するだけで、より洗練されたスタイリングができるようになります。

4つ目のNGスタイル:地味すぎるコーディネート

春夏のスタイリングで気をつけたいのが「地味になりすぎること」です。

特に、春夏は「ワンツーコーデ」と呼ばれる、トップス1枚とボトムス1枚という非常にシンプルなコーディネートが増えます。

たとえば、「Tシャツにデニム」といった定番の組み合わせは手軽で良いのですが、それだけではどうしても平凡で目立たない印象になりがちです。

もちろん、真夏など最低限のアイテムで済ませることが多い時期は仕方ありませんが、その場合でもアクセサリーを1点足したり、パンツの裾をロールアップしたり、シルエットを工夫したりするだけで、シンプルさの中に工夫を感じさせるコーディネートができます。

たとえば、ユニクロの公式サイトの商品写真を見てみると、スウェットの中にインナーを重ねたり、ソックスのカラーでアクセントをつけたりすることで、「地味さ」を回避している工夫が見られます。このように、少しの工夫を加えるだけでもスタイリングの印象が大きく変わります。

もし無地のアイテムが好きな場合でも、シルエットで変化をつけることが可能です。

たとえば、トップスをタックインしてみる、スーパーワイドのパンツを選ぶ、といった方法が効果的です。

また、時計やブレスレット、メガネなどの小物をプラスして味付けするのもオススメです。

こういった小さな工夫を加えることで、地味な印象から抜け出し、オシャレ度がぐっと上がります。

5つ目のNGスタイル:トレンド感がなさすぎる

トレンド感がまったくないスタイルも、NGです。

たとえば、バブル時代に流行したセカンドバッグをいまだに持っているおじさんを見たことはありませんか?そのようなアイテムは、どうしても時代遅れの印象を与えてしまいます。

ファッションのトレンドは、時代によって移り変わります。

1980年代、1990年代、2000年代、それぞれに「かっこいい」とされるスタイリングが存在しました。そして今現在も、トレンドは少しずつ変化を続けています。

たとえば、2000年代には細身のシルエットが主流でしたが、現在では少しゆったりとしたリラックスシルエットが主流です。

また、2000年代には「ヒゲ=不潔感」とされていましたが、最近では適度なヒゲがオシャレとされるようになっています。

このように、眉毛やヒゲの形状、ファッションのシルエットなどは時代に応じて変化していくものなのです。

では、トレンドを取り入れるにはどうすれば良いのでしょうか?実は、新しい服をたくさん買う必要はありません。

同じTシャツや10年前に買ったアウターでも、着こなし次第で今風に見せることが可能です。

たとえば、肩のラインが少し落ちたデザインや、リラックス感のあるシルエットを意識するだけで、トレンド感を演出できます。

特に「ビッグサイズ」や「地味すぎない工夫」を取り入れるだけで、今の時代にマッチしたスタイリングを作ることができます。

ビッグサイズといっても、ただ大きな服を着れば良いというわけではありません。

肩のラインが少しずれたデザインや、首回りがやや広めのデザインを選ぶことで、リラックス感を出すことができます。

また、無地アイテムが好きな人でも、カラーソックスを取り入れる、レイヤードスタイルを試してみるなど、小さな工夫を加えるだけでトレンド感を簡単に演出することができます。

まとめ

今日は「NGスタイル」について解説しました。ポイントは以下の5つです:

  1. ドレスに偏りすぎない
  2. カジュアルに偏りすぎない
  3. 季節感を意識する
  4. 地味すぎない工夫をする
  5. トレンド感を取り入れる

この5つを押さえるだけで、周りから「ダサい」と思われることが格段に減るはずです。オシャレの基本は、自分に合ったスタイルを見つけ、ちょっとした工夫を加えることです。

それでは今日はこの辺で。またお会いしましょう!

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