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ユニクロU 2025春夏の総評|試着レビューで分かった本当に買うべきアイテム3選

今日は2025年1月8日に発売された「ユニクロU 2025春夏コレクション」について総評をお伝えします。

今回も事前に展示会場やプレスルームで全型チェックして試着も済ませています。

今回は、それらの情報を踏まえて、「どのアイテムを買うべきか」「今回のコレクションがどんなものか」を総括していきます。

ユニクロUのアイテムはまだ在庫も豊富ですし、購入を検討している方も多いのではないでしょうか。

ユニクロUは、例えば過去のGUアンダーカバーコラボなどと比べると、完売が遅めのコレクションです。

いきなりなくなるアイテムは少ないので、じっくり検討する時間があります。

目次

ユニクロU 2025春夏コレクションの総評

今回のコレクションを一言で表すと「分かりにくい」です。

これは決してネガティブな意味ではなく、むしろ非常に完成度の高いコレクションです。ただ、全体的にその良さが伝わりづらいという特徴があります。

個人的に、過去のユニクロUコレクションもすべて大好きで、今回もテンションが上がる内容でした。そもそも僕はデザイナーのクリストフ・ルメールが大好きで、彼が手掛けるコレクションに対して一定の肩入れをしている部分もあります。クリストフ・ルメールといえば、エルメスのアーティスティックディレクターを務めたり、ラコステで活躍したりと、世界トップクラスのデザイナーです。特に上品なフレンチカジュアルを得意とする彼のデザインは、僕を含め多くのファッション好きに愛されています。

僕自身、フレンチカジュアルが好きということもあり、ルメールのデザインにはどうしても好意的な目線で見てしまいます。ただ、それを差し引いてもユニクロUのコレクションはほとんどハズレがありません。そして今回も間違いなく素晴らしい内容でしたが、「分かりにくい」という印象を持つ方が多いのではないかと思います。

なぜ「分かりにくい」と感じるのか

今回のコレクションが分かりにくい理由を簡単にまとめると以下の2点です。

  1. 写真では良さが伝わりづらい
    今回のコレクションは、全体的に古っぽい雰囲気が強めで、デザインもシンプル寄りです。そのため、販売ページや写真ではアイテムの魅力が伝わりにくいと感じます。
  2. 素材感やディテールにこだわったアイテムが多い
    今回のユニクロUは、特に「素材感」や「細部のディテール」で差別化を図っています。たとえば、アクションプリーツやポケットのデザインなど、細かな部分に独自の工夫が施されています。しかし、これらの特徴は写真ではなかなか伝わらず、「普通のブルゾンやTシャツに見える」という印象を与えてしまうかもしれません。

だからこそ、僕らのようなブロガーが情報を発信する意義があると思うんです。

今回は僕なりに気に入ったアイテムについて詳しくお話しさせていただきます。

ライトウェイトコート(9,990円)

残念なことに、UnicUが毎年必ず展開していたステンカラーコートが今回はラインナップにありません。その代わりに登場したのが、このライトウェイトコートです。形はモンスターパーカーで、素材を思いっきり軽量なナイロンに置き換えたイメージです。ディテールそのものもモンスターパーカーらしさがあり、2023年には多くのブランドがモンスターパーカーを提案していました。これからさらにトレンドになっていくアイテムだと思います。

実際、モンスターパーカーを製造しているアルファ社の方に聞いた話では、2023年の冬にはレディース市場でかなり人気があったそうです。レディースで人気が出ると、翌年以降にメンズにも流れてくる可能性が高いです。その点、UnicUが春用のアウターとしてモンスターパーカーを提案したのは、さすがだと思います。

このライトウェイトコートは、軽やかな素材感とミリタリーの土臭いディテールが程よく調和していて、独特の雰囲気を醸し出しています。ただ、洋服に詳しくない人が見ると「ペラペラなのに9,990円もするの?」と突っ込みたくなるかもしれません。でも、実際に触ると、天然繊維っぽい素材感や、発色の美しさが分かるはずです。エアリーに着こなすと、とても上級者向けのファッションアイテムとして魅力的だと思います。

これに関しては、サンダルを合わせたり、ハットを重ねたりすると完璧です。僕は夏によくアジアのリゾートに行くことが多いんですけど、この上下セットは快適すぎて「これでずっと過ごせるんじゃないか」と思えるほどです。

体のラインも綺麗に見えますし、ほんのり光沢感があるので、子供っぽくなりすぎません。また、色味についてですが、短パンとTシャツの組み合わせって、いろいろな色を使いすぎるとどうしても子供っぽく見えてしまいますよね。でも、このネイビーカラーや少し落ち着いたトーンの同色・同素材でまとめると、セットアップ感が出るので、短パンとTシャツでもカジュアルになりすぎません。

真夏に快適に過ごしたいけど、普通のTシャツ短パンだと子供っぽい…という方にはぴったりのアイテムだと思います。

パラシュートカーゴショーツ(2,990円)

そして、もう一つおすすめしたいのが「パラシュートカーゴショーツ」(2,990円)です。

これは以前から発売されているものなんですが、今回の仕上がりは最高です。カーゴポケットが少し浮いているようなデザインで、ボリューム感が絶妙です。バルーンパンツのようにも見えて、非常に良いシルエットになっています。

ただ、ワークテイストを強調するようなステッチのデザインではなく、非常にミニマルに仕上げられているのが特徴です。ポケットの縫い目も目立たないように工夫されていて、大人っぽさとボリューム感が見事に両立しています。

この相反するバランス感が他にはなく、本当にかっこいいです。僕もこのショーツを全色購入しましたが、中でもブルーカラーが一番お気に入りです。最近タイに行った際も、このパンツをよく履いていました。本当におすすめです。

小物についても、今回のラインナップはかなり良いものが揃っています。ただ、「ドローストリングバックパック」だけは、メンズが持つには少し頼りないサイズ感かなと思いました。レディースが持つと可愛いんですけどね。それ以外のアイテムは非常に良いものばかりだと思います。

ユニクロUのサンダル

その中で特に注目したいのがサンダルです。ユニクロUのサンダルって、これまではどこか安っぽくて「やっぱりユニクロは靴が苦手なんだな」と思うことが多かったんです。

でも、今回のサンダルは違いました。個人的には、小物の中で一番のおすすめアイテムです。フェイクスエード素材を使っていて、ラグジュアリーな雰囲気に仕上がっています。今までの「ただのスポーツサンダル」とは一線を画していて、大人っぽい印象です。フォルムも細めでスタイリッシュですし、履き心地も抜群です。本当におすすめできるアイテムになっています。

さらに、色展開も素晴らしく、ルメールらしい綺麗なピンクベージュや、スエードの光沢感が美しいブラックなどがあります。どのカラーもとてもおすすめです。

全体的に、今回のユニクロUのラインナップには「買っちゃいけないアイテム」というのがほとんどないと思います。例えば「VNカーディガン」も非常に良いアイテムですが、「メリノウールで代用できるんじゃない?」と言われると、確かにそうかもしれません。それでも質の良さは間違いないです。

今回のコレクションには、実際に着てみると「これ、すごく良いな!」と思えるアイテムが多いので、ぜひチェックしてみてください。

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